ロジカルシンキング 第1回

 私が仕事をしている中で常日頃から鍛えたいと考えているスキルが、今回テーマにしている「ロジカルシンキング」です。

 

 ロジカルシンキングを鍛えることは私の仕事である品質保証限らず、どんな仕事にも有益なスキルであり、身につければ職場、プライベート問わず役に立ちます。

 

 今回『30ポイントで身につく!「ロジカルシンキング」の技術(監修:野口吉昭 著:HRインスティチテュート)』を要約していきたいと思います。

 

 本書は4章で構成されていますので、4回に分けてまとめ、最後に全体を要約していきます。

 

 それでは、第1章を始めます!

 

ロジカルシンキングとは

 

 ロジカルシンキングとは直訳すると「論理的に考える」ということであり、結論と根拠を示して「周囲にとって"わかりやすい"考え方」です。

 

 現代のビジネスは情報が大量にあり、かつ様々な人が関わることで複雑化しています。なおかつ、グローバルな競争によりスピードも求められます。そのような中でロジカルシンキングはわかりやすく、するどく、はやく思考する技術であり、まさに現代の必須スキルだと言えます。

 

 では私たちはどうすればロジカルシンキングを身につけることができるようになるのか?まずはロジカルな人の真似をすることを本書では勧めています。ロジカルな人とは「結論から述べるタイプが多く、一文が短い」「物事を整理してとらえていて、データに強い」「経験豊富であり、自信とともに物事を言い切る」傾向があると言います。

 

 ロジカルシンキングと言う言葉から、考えることで身につくイメージがありますが、本書では「行動」を変えることで「思考」が変えられると言います。思考やコミュニケーション力は環境に影響を受けるが、日本は島国、同一民族、同一宗教で形成されており論理的な説明よりも空気を読むといったことが求められます。反対にアメリカのような国は移民で形成されているため、ロジカルな説明力が求められます。

 

 そのため、まずはわかりやすい人になれるよう「わからないことは質問する」「時間に厳しく(瞬時の判断)」「見える化にこだわる」「資料が整理されている」「発言に反論しやすい」といった点に注意して、自分が知らない人と関わりその人たちに向けてわかりやすい説明をすることで、わかりやすさを鍛えていきましょう。

 

 それでは、第1章の要約を終わります。